自己紹介
二村 友望
(ふたむら ともみ)
:
経 歴
小児喘息を患った幼少期 漢方薬で完治
私は1歳半の時、両親との旅行先で小児喘息を
発症しました。
幼なかったので苦しかった記憶は残っていませんが、
両親からは、「小さな手に点滴を打たれる姿は
見るに耐えず、一刻も早く治って欲しいと願っていた」
聞きました。
そんな時、ある薬学博士の先生に出会い、
漢方薬の服用をはじめました。
不思議と漢方薬を好んで飲んだ私は、
みるみる喘息が良くなり、
2歳になった頃には完治。
その時に飲んだ漢方薬が美味しかった、
という記憶は、今でも残っています。
学生時代 漢方を学ぶために薬学部を目指す
それからの私は、喘息を再発することもなく、大病を煩うこともなく、
元気に学校生活を送っていました。趣味はピアノ。
部活では、ソフトテニス、合気道、茶道、華道を楽しんでいました。
高校生で進路を決めなければならなくなった時、
特になりたい職業はありませんでしたが、
何気なく開いた薬科大学の大学案内パンフレットに、漢方薬の原料となる生薬の写真が写っていました。その時、幼い頃漢方薬が私を小児喘息から救ってくれたことを思い出し、漢方薬を学ぶために薬学部を目指すことにしました。
大学へ進学してからは、漢方薬についてもっと学びたいという思いが、日に日に強くなり、大学の講義以外の勉強会にも参加させていただいていました。就職活動を始めようとしていたある日、大変尊敬していた漢方薬の権威の薬学部教授が、大学発ベンチャーを立ち上げられたので、研究員として働かないかとお声がけいただきました。その瞬間までは、漢方薬局で働きたいと思っていたのですが、尊敬する大先生にお声がけいただいたことが嬉しくて、大学発ベンチャーの研究員として、働かせていただくことになりました。
研究員として働いた12年間
大学発ベンチャー企業の研究員として、私に与えられた仕事は、日本や世界の伝承薬として用いられてきた植物が、様々な疾病を治癒に導く作用メカニズムを検証したり、有効成分を明らかにすることでした。そして、それらの研究成果を元に、現代医療に役立つ商品を開発することでした。若かりし20代。毎日が本当に楽しくて、朝早くから夜遅くまで働きました。
30歳で薬学の博士号をいただいたのを節目に結婚し、第一子を授かりました。職場では、無理なく働ける環境を整えていただきましたが、仕事と育児の両方を完璧にこなしたかった私にとっては、葛藤の毎日でした。いつしかその葛藤が体調不良として現れ、全身の倦怠感、足の浮腫、無月経、頭痛、激痩せ。体重は30kg代になり、歩くと足の水がチャポチャポいう感覚がわかるほどでした。無月経のため、ようやく受診した婦人科で、「腹水アリ」と診断され、大学病院で精密検査を受けることになりました。生まれて初めて、CT、MRI、胃カメラなど、色々な精密検査を受けました。ところが、検査の結果は原因不明というものでした。
人々の健康に役立つ仕事をしていたはずの私が、原因不明の不健康になってしまった。もう働き続ける自信も気力も完全に失い、12年勤めた会社を退職しました。専業主婦になりました。
体調不良で退職 自分自身と家族の健康回復に専念
仕事がなくなったので、私は全エネルギーを、自分自身と家族の健康回復に専念することができるようになりました。「人は食べたものからできている。それならば、食を改めることによって、全ての細胞を入れ替えてみよう。」自力で健康を回復する研究に没頭し、色々実験してゆきました。その甲斐あって、アトピー性皮膚炎だった夫と娘のアレルギーは治ってゆきました。ところが、途中から行き詰まり、思うような成果が出せなくなってしまいました。何か理由があるはず。でも、自分だけの力でその理由を見出すことができませんでした。
マクロビオティックで健康を取り戻し次女を出産
悶々としていたある日、マクロビオティックの食養生指導家として多くの方の疾病を治癒に導いておられる先生のことを知り、思い切って道場での合宿に参加させていただきました。道場では、食事療法の大切さはもちろんのこと、よく歩きよく動くこと、お掃除すること、自然に合わせた生き方をすることの大切さを学ばせていただき、理屈にとらわれるのではなく、感性を大切にすることの大切さを教わりました。私にとって「目覚めの合宿」でした。これまでの生き方そのものを改める学びがありました。ここから、私の人生は一気に好転しはじめました。苦しいこともあったけれど、みるみるうちに健康を取り戻し、翌年には次女を妊娠、出産。本当に、貴重な体験でした。
次女の出産後に現れた体調不良
命ある食べ物をよく噛んで、よく食べ、その分よく動くことによって、しっかりとした身体を作って健康を取り戻し、次女を出産しました。ところが、産後は当然のことながら、思うように運動する時間が取れません。しっかり食べようとすると、しんどくなりました。お米を一口食べるだけで、口の中を切ってしまうような状態に陥りました。また身体に異変が起こっていました。毎日の生活は、家事と育児をこなすだけで精一杯。毎日だるくて、しんどくて、やる気が出ない。目の周りが重だるく、携帯を見ることも、テレビを見ることもできなくなりました。だからといって、何か病名があるわけでもありません。日常生活は送れているわけだから、しょうがない、こんなもんかな。そう思って過ごしていました。
中医学との出会いで再び健康を取り戻す
そんなある時、同じ薬剤師の先輩から「中医学を学ばないか」とお誘いをいただきました。興味はありましたが、当時の私は家事と育児だけで精一杯だったので、体調不良を理由にお断りしました。ところが、先輩の師匠にあたる中医師の先生によると、私の困っている症状はきちんと理論的に説明できるし、自分で治せると。その言葉にすがるように、中国医学協会の門を叩きました。先生は、私の身体に起こっている現象の意味を理論立てて説明してくださいました。当然全て理解できたわけではありませんでしたが、「全身性のむくみが、固まってしまい、身体のあちこちに滞りが生じて、全身の流れが悪くなっている。今の状態を解消するために効く漢方はないので、固まってしまった浮腫を溶かすように、マッサージして溶かす必要がある。」ということは、理解することができました。その説明のあと、初めて中医学の整体を受けさせていただくと、その後で、私の身体に劇的な変化が現れました。身体のだるさや倦怠感はなくなり、目の重だるさもなくなり、携帯を見てもしんどくならなかった。足の冷えまでなくなっていました。中国医学の手技、経絡やツボを使った整体によって、自分の不快な症状が消失したことに、カルチャーショックを受けました。中医学に魅了された瞬間でした。
痩せ型体質の私の不調の原因が、全身性のむくみであると聞いて、すぐ納得できるものではありませんでしたが、中医学を学ぶにつれて、その理論がわかるようになりました。冷え固まったむくみを溶かすために信頼できるサロンに通い初め、リンパドレナージュや筋膜リリースなどの施術を受けました。この時まで私は、マッサージや、整体や、サロンにも通ったことはなかったので、自分の身体と向き合う大変貴重な体験をすることができました。自分の身体がみるみる変わっていくことが本当に嬉しかったです。
体調不調とは、身体からのメッセージ。ここが悪いよ、こっちに偏っているよ、これに気をつけてねと、教えてくれている、身体からの貴重な情報。どんな不調にも、必ず道理がある。中医学を学び、自分の体質を知り、自分の身体の中で起こっていることをきちんと理解できるようになれば、治癒に導く方法は、沢山あるのだということを知りました。
自宅サロン tomotomomegu オープンへ
自分の身体のことがわかると、健康になるための技を身につけたくなりました。健康になるための技を身につけると、それを、私と同じような悩みを抱えている誰かに伝えたくなりました。自分で健康になるためには、食の改善や運動などの努力も必要ですが、身体が「心地よい」と感じるマッサージを取り入れることも、選択肢の一つとなることを、お伝えしたくなりました。そしてさらに、私の趣味である美味しくてヘルシーなスイーツの世界で、皆様と楽しみながら健康になれたら幸せ!
そんな私の夢と願いを込めて、この度、愛すべき自宅にて、整体と整菓を楽しむサロン tomotomomegu をオープンいたしました。
当サロンの整体コースでは、中医学的な観点から、体調、体質をチェックさせていただきます。そして、中医学整体またはリンパドレナージュの手技を、オールハンドで行います。整菓コースでは、身近な素材を使って、美味しい、簡単、ヘルシーなスイーツを、少人数でお作りいただきます。お一人おひとりの体調、体質に合わせてお菓子をつくる、薬膳お菓子サロンもございます。どうぞよろしくお願いいたします。

<保有資格>
薬剤師
博士 (薬学)
中医療術師
中医薬膳学講師
中医学検定認定講師
未病リンパセラピスト2級
免許証・学位記・修了証書他

薬剤師

学位記 博士(薬学)

中医健康診断師
中医健康
アドバイザー


未病リンパ
セラピスト2級

中医療術師

イネイト活性療法

中医学療法師

食品衛生責任者